
【気になる経歴】自衛艦隊司令官 海将 湯浅秀樹
自衛艦隊(Self Defense Fleet)は、海上自衛隊の主力部隊であり、1954年(昭和29年)7月1日の防衛庁(防衛省の前身)自衛隊発足と同時に置かれた。艦艇や航空機を機動運用し、日本周辺海域の海上防衛や多様な事態、国際任務等にも対応している。
■自衛艦隊司令官とは
自衛艦隊司令官(Commander in Chief of the Self Defense Fleet)とは、海上自衛隊の主戦力である自衛艦隊の指揮官で、防衛大臣の指揮監督を受け、自衛艦隊の隊務を統括する。政令で規定される指定職5号の役職であり、海将の階級にある自衛官をもって充てられ、事実上海上幕僚長に次ぐ第2位の地位にある海上自衛隊の役職である。
■海将 湯浅秀樹の経歴
徳島県出身。防衛大学校(第30期)を卒業後、海上自衛隊に入隊。 職種は水上艦艇(船務)。 入隊後は主に護衛艦や海上幕僚監部等で勤務したのち、掃海隊群司令、海上自衛隊幹部学校長等の要職を歴任し、第39代護衛艦隊司令官を経て、2020年(令和2年)8月7日の閣議において、8月25日付をもって自衛艦隊司令官に任命された。
湯浅秀樹は、1等海佐に昇ったのが17年1月だったので、30期組1選抜(1番乗り)となるスピード出世だ。海将補に昇ったのは23年12月、海将に昇ったのが29年12月だったので、こちらは1選抜から4ヶ月遅れとなる、いわば1選抜後期(1番手グループ)であり、こちらもトップエリートと言って良いスピード昇任であった。
1佐以降の職種部隊で見ると、第14護衛隊司令、第2護衛隊群司令、そして将補職にある海自幹部にとって非常な名誉である、練習艦隊司令官も経験。中央(海上幕僚監部)では、装備体系課に加え、エリートポストの一つである人事教育部補任課長を経験。
(引用:湯浅秀樹(海上自衛隊幹部学校長・海将)|第30期・海上自衛隊
同期に佐世保地方総監の出口佳努、海上幕僚副長の西成人がいるため、次期、海上幕僚長は誰なのか気になるところです。