自衛官だろうとなかろうと、転職における面接の際に、退職理由や志望動機をまず第一に聞かれます。その答え次第で、その後の面接がうまくいくかが決まってきます。
その中、自衛官と言えども公務員であるため、安定した職業という見られているため、退職理由や志望動機に何か矛盾を感じるところがあれば面接官はその点を突っ込んできます。
例えば、退職理由を聞かれた時に、「公務員である自衛隊ではあまり成長を感じることが出来ず、民間に出て成長していきたいため退職しました」と答えたとします。
そうすると、面接感は「あなたにとって成長とは何ですか」、「自ら挑戦することで成長はないですか」、「なぜ民間だと成長出来ると考えているんですか」などなど突っ込まれてきます。
では、どのような形で良い転職の面接で、自衛隊を退職した理由や、その会社を志望した理由を述べると良いのか。それを転職経験6回もある私の経験からあなたに伝授します。
その中、自衛官と言えども公務員であるため、安定した職業という見られているため、退職理由や志望動機に何か矛盾を感じるところがあれば面接官はその点を突っ込んできます。
例えば、退職理由を聞かれた時に、「公務員である自衛隊ではあまり成長を感じることが出来ず、民間に出て成長していきたいため退職しました」と答えたとします。
そうすると、面接感は「あなたにとって成長とは何ですか」、「自ら挑戦することで成長はないですか」、「なぜ民間だと成長出来ると考えているんですか」などなど突っ込まれてきます。
では、どのような形で良い転職の面接で、自衛隊を退職した理由や、その会社を志望した理由を述べると良いのか。それを転職経験6回もある私の経験からあなたに伝授します。
- 1.ネガティブな理由とポジティブな理由を伝える
- 2.興味あることを立証する事実を伝える
- 3.自分が実現したいことに対しその会社で勤務する意義を伝える
■退職理由や志望動機をさらっと言う方法
1.ネガティブな理由とポジティブな理由を伝える
転職の面接で自衛隊の退職理由を答える時にネガティブな理由とポジティブな理由を言うと良いです。特に、ネガティブな理由を潔く伝えることで誠実な人と受けとっていただけることもあります。では、何がネガティブな理由で、何がポジティブな理由なのかを以下に述べます。
(1)ネガティブな理由とは
私が転職活動をする中で、自衛隊を辞めた理由は、簡単に言えば、「転勤が多いこと」を理由としました。自衛隊は幹部であれば2年に1回、幹部出なくとも、7年から10年のスパンで転勤があります。ではそれをどう退職理由とするのか。
私のケースとしては、「父親の存在が大きいこと」と「地元愛があること」を伝えました。自衛官は遅かれ早かれ、単身赴任になる方は極めて多いのが現状です。その中、私は「単身赴任はしたくない」と伝えました。なぜなら、自分は父親から数多くのことを学び、今ではそれが様々な場面で活かされていることを伝えました。逆に自分の子どもには大きな存在であるようにしたいと伝えました。
そのように伝えると、面接官は「単身赴任をしなければ良いのでは?」と質問する方もいます。その時に、「地元愛があること」を伝えました。転勤が多い親を持つ子どもは、よく、どこが自分の地元かわからないとか、自分には地元と呼べるところがないという方も多いです。その中、私は地元があり、その町が非常に好きであると述べました。
「父親の存在」や「地元愛」については、意外と理解して頂ける面接官を多くいました。
(2)ポジティブな理由とは
次に、ポジティブな理由は何か。それは見方を変えればネガティブな理由にもなりますが、私は以下のように転職の面接で述べました。自衛官は非常に定年が早いです。その中、私は現在も30代であるが、私達が70歳、80歳になった時に年金が期待できるのか。答えとしては「ノー」だと思います。そうすると定年退職を迎えた以降も働く必要があります。
私は、「体が元気である限り働き続けたい」と面接官に伝えました。それには、ビジネス力を高めて、例え会社を退職した後でも、価値を提供できる人間になりたい。そのために、「今はきついかもしれませんが挑戦していきたい」と伝えました。
それを伝えることで、長期的な視点で、今の転職を行っていることを理解してもらえ、安心感を持ってもらえることが多くありました。
このように、自衛隊を退職する理由はネガティブな理由とポジティブな理由を伝えることで乗り切ることができます。
2.興味あることを立証する事実を伝える
次に、面接を受ける会社に興味があることを立証する事実を伝えることが大切です。例えば、私はIT業界(SEOやインターネット広告事業をしている会社)に転職をしたのですが、以下の方法で興味があることを伝えました。当時私はアメブロを書いていました。そのアメブロを通して、SEOを意識して書いた記事の実績、ブログの投稿数、フォロワーの数を伝えることで、インターネット力に実体験を持って感じ、また実体験をもって、インターネット広告の凄さを体験しました。
このような実体験を伝えることで、面接を受けている会社の業界に興味を持っていることを伝えることができます。
志望動機は理論理屈を述べても何も伝わりません。それよりも実体験を通してどう感じたのかということを述べることによって、グッと伝わります。
このように興味あることを立証する事実を伝えることが大切になります。
3.自分が実現したいことに対しその会社で勤務する意義を伝える
私は自衛隊を退職した理由の一つとして、「強い組織を作りたい」、「組織を成長させる人間になりたい」などの気持ちを持っていました(今も持っていますが)。私はそのことを以下のように伝えました。
「私は強い組織とは何か」、「成長していく組織はどんな組織であるのか」などを人生をかけた探究事項としております。もし、御社に入社した際は、まずは営業により実績を作り、いずれは人事への異動なども希望したいと考えています。
そして御社を強い企業になるよう貢献します。御社が成長していくよう貢献します
と伝えました。今では非常に抽象的なことを言っていたなとも思いますが、面接官の中には長期的な視点も持っており、組織貢献の中に、自己実現があることを伝えることができます。
ここで大切なことは組織貢献の中に自己実現があることを伝えることが大切です。自己実現の中に、組織貢献を伝えると、企業に貢献してくれる人を望みますと言われ、面接NGになってしまうことがあります。
組織貢献の中に自己実現があることを意識しながら、自分が実現したいことに対しその会社で勤務する意義を伝えることが大切です。
以上が、転職における面接の中で、退職理由や志望動機をさらっと言う方法になります。繰り返しになりますが、以下のことを意識して、面接の練習をしてみてください。
(1)ネガティブな理由とポジティブな理由を伝える
(2)興味あることを立証する事実を伝える
(3)自分が実現したいことに対しその会社で勤務する意義を伝える
ちなみに上記の方法を持って、私は2ヶ月で3社から内定をもらうことができました。ぜひ、参考にしてみてください。

