- 1.時間を切り売りする「労働集約型」にしない
- 2.本業や過去経験をお金に換える
- 3.発信するテーマは「リクルート」をみる
■「サラリーマン複業」のやり方
1.時間を切り売りする「労働集約型」にしない
まず、大前提ですが、サラリーマンの複業は労働集約型にしてはいけません。「サラリーマンができる複業」には、大きく4つのパターンがあります。1.「コンテンツ配信」
2.「転売」
3.「イベント」
4.「投資」
の4つになります。
サラリーマンの複業において大切なことは「リスクが少ないこと」と「負荷が小さいこと」になります。複業で大きなリスクを背負ったり、働きすぎて本業に支障をきたしてしまっては本末転倒になってしまいます。できるだけ個人の持ち出しが少なく、手軽に始められる複業がいいのです。
この4つの中で最もリスクが少なく、負荷が小さいもの、かつTwitterの個人ブランディングと相性がいいのは、ブログなどの「コンテンツ配信」になります。
サラリーマンの複業は、使える時間とお金が限られます。そのため、自分が手を動かさなくてもお金を稼げる仕組みを作ることが必要になります。複業を労働集約型にして時間の切り売りをしていると、大きな金額を稼ぐことはできません。複業はなるべく自分が手を動かさなくても「お金が入ってくる状態」にすることが理想になります。
その点、ブログなどのコンテンツ配信はとても効率的に運用できるます。また、Twitterでのブランディングができれば、ブログへのアクセスも集め安くなるため、手間がかからないという点でもおすすめです。
2.本業や過去経験をお金に換える
サラリーマンがブログやコンテンツ配信でお金を稼ぐには、「本業で自分が苦労して得た知見」を発信するのが近道になります。複業の場合、本業と違い企業の看板がないため、「自分」を資本にするしかありません。自分しか資本がない状態で利用できるものは「自分の持つ知識」や「自分が経験して得た知見」、そして「自分の時間とお金」です。ただし、「サラリーマンの場合、「自分の時間とお金」はそう多くはないはずです。
人は「自分にとって有益な情報」にお金を使います。「お金を払ってでも知りたい有益な情報」を分解していくと、「自分と同じ悩みを持った人が、それをどのように解決し、結果どうなったのか」という「自分と同じ境遇の人の体験談」に価値を感じることが多いのです。
こうしたオリジナル性の高い情報は、個人にしか発信することができないため、企業と競合することもありません。自分にしかアウトプットできない情報にこそ、ユーザーが価値を感じ、お金を払ってくれます。
その観点で言えば、まさにサラリーマンは、本業で苦労をして多くの知見を持つ存在です。そして、同じような苦労に悩み、解決策を求めているサラリーマンは世の中に数多くいます。サラリーマンの経験には多くの需要と供給が潜んでいるのです。
3.発信するテーマは「リクルート」をみる
コンテンツ配信と言っても、お金を稼ぐためには「何を」発信したらいいのか。このヒントは「リクルートが事業展開している領域」にあります。リクルートが展開している、ゼクシィ(恋愛・結婚)、リクナビ(就職・転職)、SUUMO(賃貸・住宅購入)、カーセンサー(車)などの領域は、人生における重要な意思決定シーンであるため、情報収集をする人が多いのです。そしてリクルートはそのマッチングで稼ぎ、時価総額は6兆円を超えています。明らかにお金が動く分野になります。しかも、この分野は「喉元過ぎれば」という、情報過疎な領域になります。
就活も転職も家を買うのも結婚も、そのときはいろいろと考えますが、喉元をすぎて、自分が就職したり、転職できればそこで完結します。「就活は、なんか大変だった気がする」と思い返すくらいで、その苦労を人の役に立つ形で発信しないのです。発信したとしても、SNSで「就職が決まりました」「転職しました」と報告する程度で、悩んだ経験やそこで得た知見は広く共有されません。
しかし、同じように苦労をして、情報を求めている人はたくさんいるのです。また、リクルートが展開している領域は、他人の経験談や事例を求めている人が多いので、自分の体験に価値がある可能性は高いのです。
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