人間の労働が機械によって代替される事例が増えるについて、「AIに仕事が奪われる」といった悲観論を最近よく聞く。仕事が無くなる、お金が稼げなくなる、生活不安を感じている人も多いだろう。
10年後に無くなる仕事は社会の変遷を考えれば、これから「無くなる仕事・減る仕事」が見えてくる。不当に給料が高い仕事は機械に代替されるし、逆に低コストな仕事も代えられてしまう。
ただ悲観することはない。10年後に無くなる仕事もあれば、生まれる仕事もある。一番大切なのは時代の変化に対応していくことである。そのヒントを紹介する。
- 1.10年後に無くなる仕事・減る仕事
- 2.これから生まれる仕事・伸びる仕事
- 3.自分の「好き」に没頭することが不安を無くす
■10年後に無くなる仕事・生まれる仕事。
1.10年後に無くなる仕事・減る仕事
10年後に無くなる仕事・減る仕事は大きく分けて、「不当に給料とインセンティブによる資産が高い仕事」と「定型的な仕事のため低コストで、かつ携わっている人が多い仕事」である。「不当に給料とインセンティブによる資産が高い仕事」の代表例は、経営者である。経営者の仕事は2つ。「組織にビジョンを語ること」と「組織を管理すること」だ。
ビジョンを語り、人間をモチベートすることは「今のところ」AIにはできない。しかし、管理することならAIにもできる。むしろ、これは人間よりもAIが得意とする領域である。これはクラウド型の会社管理ツールに顕著に現れている。
「定型的な仕事のため低コストで、かつ携わっている人が多い仕事」の代表例としては、一般事務全般が挙げられる。どの会社においても必要不可欠な仕事ではあるが、特殊能力がなくてもできる仕事であるため、採用コストも、給料も高いとはいえない。こういったものはクラウド化されやすい。
ただし、日本には、事務仕事をする人材が多くいるため、全体で見れば「事務職」に支払われるコストは大きい。総合的にみてコスト高であるあkら、経営者と同様に、AIに代替される職業の代表格になる。
さらに、10年後に無くなる仕事・減る仕事を以下に記載する。
(1)管理職
(2)秘書
(3)営業職
(4)現場監督
(5)エンジニア
(6)弁護士・会計士・税理士・社労士など
(7)介護職
(8)警備員
(9)教師
(10)倉庫業務
(11)公務員
(12)銀行員
(13)ドライバー (14)編集_校正
2.これから生まれる仕事・伸びる仕事
「これから生まれる仕事」・「伸びる仕事」を以下に紹介する。(1)個人経営の店
(2)職人
(3)ドローン
(4)ショービズネス
(5)テレプレゼンスロボット
(6)一億総クリエイター時代
(7)予防医療
(8)宇宙開発
(9)AIを操る
(10)音声認識技術
3.自分の「好き」に没頭することが不安を無くす
これからは「労働」をしなくても、遊びを極めることでお金が稼げる。それも、限られた一部の人だけではなく、誰もが「遊び」でお金を稼げるようになる。現代の日本に蔓延している「やりたく」という考え方は大きく変わるだろう。ブロガーやユーチューバー。ここ数年、ちょっと周囲を見渡しただけでも、以前は存在していな買った仕事を見かける機会は多い。特にネットでは、ユーチューバーが破竹の勢いで若者を中心に市民権を得ていっているのは、ネットを見ていればすぐにわかる。
「新しい仕事」で成功している人達はには、共通点がある。
一つ目は、「作業にハマっていること」だ。自分の感覚を信じて、自分で方法を考えることである。自分で作ったルール、自分で立てたプランだったら、納得感を持ってできるし、やらざるをえない。
つまり、自分でルールを作ることで、ものごとに没頭でき、式になることができる。多くの人は、好きになってから没頭するものだと思いがちだが、現実は違う。他のことを何もかも忘れて、「没頭する」。この境地を経て初めて、「好き」の感情が芽生える。
二つ目は「思いを持って毎日発信すること」だ。やりたいことや、ハマれるものが見つかったら、毎日自発的に思いを発信し続けることが大切だ。「言われたからやる」「ノルマだからしぶしぶこなす」という姿勢で取り組んでいてはダメだ。稚拙でもいいから、読み手に「熱さ」が伝わる必要がある。
以上のように「好きに没頭する」ことがこれからの仕事の不安を無くすものになる。
10年後の仕事図鑑