1.履歴書や職務経歴書の書き方がわからない
公務員になるためには公務員試験を受けることになる。したがって、民間企業のように履歴書やエントリーシートなどに工夫をこらし、やっと面接に辿りつくという経験をしたことがない人が多いだろう。履歴書やエントリーシートは書けば書くほど、どのように伝えれば伝わるのかなどの工夫をして、うまくなってくる。しかし、もともと公務員を目指していた方は就職活動は試験を受ける活動になる。
したがって、書面で自己PRをするという経験が必然と少なくなるのであろう。正直、私は防衛大学校というところを卒業し、そのまま自衛官になったので、履歴書すら書いたことがありませんでした。
その中で、一般的な履歴書の書き方や職務経歴書の書き方では、公務員の方はまず、書類審査にとおることはないと考えます。有名国立大や私立大を出ている人であれば、学歴で人事の目に止まることはあるかもしれませんが。
履歴書や職務経歴書はネット検索で例えるなら、人事担当者が「応募者 条件」と検索し、膨大な検索結果からキーワードやキャッチフレーズを見て、クリックするのです。基本、全てのサイトをクリックする方はあまりいないと思います。
それと同じく履歴書も職務経歴書もキーワードやキャッチフレーズが目に止まらなければ、そのまま書類選考で不採用となってしまいます。
したがって、公務員の方がまず行うことは、応募する企業が何を売っている会社で、どのくらいの規模の会社で、そこではどんな人が活躍するのかということを想像し、職務経歴書にキーワードを散りばめていくということが大切である。
これは自分がネット検索をする時にどんなページをクリックするのかなどを考えながら作成すると良い。
2.公務員の世界は甘い世界と見れている
やはり「公務員=安定していて給料も良い」と思う方がほとんどである。その中で、なぜ不安定で給料が落ちる民間の世界へ転職したいのかと考えます。履歴書や職務経歴書を見て、上記の回答を知りたく、面接に呼ぶ人事担当者も少なからずいます。
その回答が人間関係であったり、職場環境であったり、などであった場合は、即不採用となります。民間でなければできないこと、その会社でなければできないことを明確に伝えることが出来なければ次はないと考えた方がよいでしょう。
安定や給料の良い環境を捨ててでもやりたいことは何なのかをそれを明確に言えるように練習をしておくことをオススメします。
3.公務員の経験から得た能力をうまく伝えられない
面接官はその人がどのような経験をして、どのような能力等を身につけることが出来たのかを面接を通して感じ取ります。しかし、面接官達は公務員の世界はどのような世界なのかが全くわからない中で、公務員での経験を感じ取らなければなりません。
公務員でしかわからないような伝え方ではなく、何も知らない相手が想像できながら聞くことのできるような伝え方が必要である。
どんなに素晴らしい経験や能力を身につけていても、相手がそれを想像出来なければ、ないに等しいのです。
どう身近な経験と関連ずけて、誰でも経験をしたことがあるような伝え方が必要であリます。
公務員からの転職に必要なことはもちろん上記の3点だけではないです。しかし、上記3点を明確にしてから転職活動をすることを進めます。そして、非常に困難であっても転職すると決めたなら決して諦めないことです。
100社受ければ1社はきっとあなたの良さに気づき、内定を出してくれるはずです。それを信じて頑張ってください。


