【20代・30代の幹部自衛官】転職や退職したい方へのメッセージ




自衛官から転職すべきか、自衛隊んい残るべきか

「今の自衛官としての仕事に意義を見出せない。このママでいいのだろうか?」、「今のままで終わりたくない。転職でも考えてみようか・・・」誰でも一度はこんな風にモヤモヤと考えたことがあるのではないでしょうか。

このモヤモヤの原因を理解せず、消化しないままなんとなく自衛官から転職してしまい、同じモヤモヤを転職先でも繰り返している人は沢山おります。モヤモヤを解決する転職でなかったために、結果的に職を転々としてしまう人も大勢おります。

ここで立ち止まってる考えてみましょう。

モヤモヤしている原因は何であるのか。

その悩み、本当に転職が必要なのか。その悩み、転職で解決できることかもしれません。

以下はある事例です。

Aさんはある食品メーカーの研究者でしたが、昔から海外へ憧れが強く、「いつかは海外で仕事がしたい」と思っていました。「入社して異動もなく30歳になった今、このままで終わりたくないと思って海外への想いが蘇り、今の会社に不満はないものの、外資系の会社に転職したいですが・・・」との話であった。

話をよくよく聞くと、Aさんが働いている部署には海外への道はありませんが、Aさんの会社自体は海外支社をもっていました。そのため、Aさんの解決方法は転職だけではありませんでした。異動希望を出し、異動することで解決できるのです。

このように転職だけが、今あるモヤモヤを解決する手段ではないことを考える必要があります。

私は、防衛大学校を卒業し、航空自衛隊の幹部自衛官になりました。約7年3ヶ月と短いものですが、色々なことを考え、転職しようかな、でも自衛隊に残ろうかな、退職したいな、ぜも説得する理由がないな、など色々と悩みました。その悩む中で、出会った本を紹介します。

★幹部自衛官の存在意義がわからなくなった時

やる気が出ない幹部自衛官に読んでもらいたい本があります。幹部自衛官は防衛省の官僚でもあリます。したがって将来の国防の中心にもなり、防衛政策などの立案にも携わります。政策次第では、日本の岐路を左右する可能性もあります。そんな立場を捨てでまで、得たいものは何であるのか。それをもう一度考えるために、オススメします。

★東大卒・経産省キャリアが「三十路の官僚のブログ」で給料を公開して話題騒然
★官僚批判からは絶対に知ることのできないリアルな想い
★「これ以上、霞が関を去っていく前途ある若者を生み出してはいけない」

30歳キャリア官僚が最後にどうしても伝えたいこと

(内容)
名門高校から東大、そして経済産業省へ。連日のように浴びせられる官僚批判によって、霞が関を去っていく優秀な官僚があとを絶たない。「三十路の官僚のブログ」で給料を公開して話題騒然の著者が、真実の官僚像を知ってもらうため、そして仕事への意欲を失う若手官僚を増やさないために、等身大の想いで問題提起を行なう。

★幹部自衛官を辞めて転職を考えた時に読んでもらいたい本

幹部自衛官で非常に社会的地位が高い職業であっても自衛隊を辞めて転職を考える時期は誰にもあると考えます。その中で、辞めなくても地獄、辞めても地獄と思える時期があると思います。

その混沌とした時期に、「幹部自衛官を辞めるという事はどういうことなのか」という事を考えてもらいたく、下記の本を紹介します。


肩書き捨てたら地獄だった – 挫折した元官僚が教える「頼れない」時代の働き方 (中公新書ラクレ)

通帳の残金、二万円。東大卒、元キャリア官僚の自信に満ち溢れたエリートが、自由に憧れて、肩書きを捨てたら、まったく社会に通用しなかった!仕事もお金も仲間もない「地獄」で見出した「頼れない」時代の働き方とは? 経産省や都知事選の体験を盛り込み、未来を予言。生き延びたいなら、こう働くしかない!

この本の最後は地獄から抜け出す事ができたと記載あるが、多くの人が地獄から抜け出す事ができていないというのも現実です。

幹部自衛官として大きな予算を動かし、大きな事業をやってきた自負はあると考えます。しかし、民間ではそんなことは全く通用しません。民間の世界は上司の命令に従う義務もありません。

また、最初から管理職からスタートするということも少なく、ある意味新卒と同じ状態で入社することになります。その中で、いかにプライドを捨て、愚直に誠実に取り組んでいく事が地獄から抜け出せる唯一の手段であると考えます。

特に防衛大卒業の幹部自衛官はリーダーシップを徹底的に叩き込まれてきた中で、そのリーダーシップよりもまずは個のスキルが重視される世界というのは、環境として馴染むのに時間がかかってしまうこともあります。

私は、悩みに悩んで末、それでも自衛隊を退職し、新たな世界に飛び出す必要があると思った時に、初めて1歩を進めれば良いと思います。決して、幹部自衛官を辞めて天国が待っているわけでもございません。多いに悩んでください。

★自分の天職は何かと考えた時

どんな分野であれ、一生続けることの出来る職業を選び、就職・転職活動を成功させる上でも、もっとも有効なツールとなる「性格」と「仕事に対する満足感」には深い関係があります。退職を考えるにも、転職を考えるにもまずは自分を知らなければなりません。性格や価値観なども含め、自分を知る上でオススメする本が以下になります。


新装版 あなたの天職がわかる16の性格

(内容)※アマゾンの商品ページを引用
あなたに向いている職業、本当は何なのか? それが気になる人には人生を変える一冊になる可能性大の内容です。

1「外向型・内向型」
2「五感型・直感型」
3「思考型・情緒型」
4「決断型・柔軟型」

この4つそれぞれどちらに属するのか? それをテストしたら4×4=16種類のどれに属するのかがわかります。あなたが属する性格にとって、まさに天職といえる職業が何かを解き明かしていきます。

あなたは、責任者・努力家・社交家・組織人・冒険家・実務家・楽天家・職人肌・リーダー・アイディアマン・企業家・戦略家・チームプレーヤー・理想家・創作者・芸術家のどれに当てはまると思いますか?

<性格検査の簡易版はこちら>

特に、自衛隊で勤務していながら、実際は、集団行動が苦手とか、色々な人と関わり合うことが苦手という方がいらっしゃるかと思います。そういう方は、実は内向型の性格であったりします。もし、内向型の性格であった場合は、自衛官に向いていないかと考えます。私がそうであったように。

この性格検査は非常に参考となります。自分の性格がわかったら、その性格と同じ方で有名な方を調べてみてください。自分が目指すべき姿が見つかると思います。

★自衛隊は自分の合っていないなと思った時

自衛隊の泥臭い人間関係の中で、仕事をしていくことが苦手だなや、人の前に立って仕事することが苦手だなと思ったら下記の本を手にとってみてください。もしかすると、あなたは内向型の人間なのかもしれません。


内向型人間のための人生戦略大全


内向型人間のすごい力 静かな人が世界を変える (講談社+α文庫)

(内容)
静かな人間ならではの長所を生かして成果をあげてきた著者の経験をもとに、内向型人間の傾向と対策について体系的にまとめる。自分の強みと弱みを知り、仕事や家庭生活、子育てなどでよりよく生きるためのヒントが満載。自己診断テスト、具体的なアドバイスや戦略が充実しており、ワークブックとして活用できる内容になっている。

内向型の人間は、自衛隊のような大きな社会であるよりも、ニッチな小さな社会で生きることを好む、力を発揮します。一番になるよりも、オンリーワンになることに長けているのです。

集団生活が合わないや、人と人とを調整するのが苦手などございましたら、ぜひ読んでみてください。参考に、下記のように内向型に特化したサイトもございます。ぜひ、お訪れてみてください。

<内向型の人間教科書>

幹部自衛官の経験を活かし新たな世界に調整したい時

幹部自衛官としての経験の中で民間でも大きく活かせる力は参謀力であると考えています。物事の本質を捉え、改善への戦略を立て、リーダーを支える。幹部自衛官はその経験を徹底的に学んでいるかと思います。その経験を活かすためにオススメする本が下記になります。


戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス

(内容)
参謀役は経営トップへの登竜門!

企業に不可欠な真のプロフェッショナル人材になるために必要なマインドとスキル、行動原則とは何か?

「火中の栗」は、自ら拾え。
その苦労は必ず報われる。

トヨタの実践力、マッキンゼーの戦略プランニング力を身につけた企業改革請負人が、 次代のビジネスパーソンにおくる骨太な79のアドバイス。

ビジネスや経営に興味のあるビジネスパーソンにとって、自らの腕を手っ取り早く磨く方法とは、今の会社や現場において経営トップの課題の一部を代行する「参謀役」として動き、働くこと。

◎「思惑」の蔓延が放置された企業は、ゆるやかに確実に衰退する
◎「PDCAが廻っていない」は、マネジメントができていないのと同じ
◎上手に見える化するだけで、ほとんどの課題は解決する
◎「戦略」は、事業を理解している当事者が自ら策定すべきもの
◎参謀役は嫌われ者や利己主義者には務まらない
など、骨太のアドバイスが満載。

以上が「20代・30代の幹部自衛官が退職や転職に悩んだ時に読むことをオススメする本です。

もし、悩みに悩んでも結論が出ない時は、「笑まち」と検索してください。



幹部自衛官の経験が活かせる戦略コンサルタント

戦略コンサルタントとは、企業の経営層に対して、事業計画や新規事業立案などの相談を受け、提案をおこなう仕事です。企業の全体的な経営方針に関することから、会計、人事といった専門的な分野まで、範囲と専門性については、さまざまです。

クライアントへ、インタビューをおこない、仮設を立てて、最適な提案を検討することが仕事となります。仮説⇒検証⇒提案、クライアントとの議論の繰り返しにより、企業の方向性を決めていくことが、価値の高い仕事となります。

「仮説⇒検証⇒提案」のなかで、論理的思考(ロジカルシンキング)、情報収集能力、分析能力を駆使します。そして、クライアントへの提案書をいかにビジュアル的に美しく仕上げることも、価値となります。

では、なぜ企業に戦略コンサルタントのような参謀機能が必要になるのか。

企業の成長鈍化や低迷の原因は組織の「機能不全」にある
企業の売上高などの推移をグラフにしてみると、ほとんどの場合はS字型の曲線を描きます。一般的な事業は、ユニークなビジネスアイデアを開花させるようと初期のメンバーたちが、様々な試みを繰り返す時期から始まります。

まずこの時期は、限られたお金と人手を貴重な資源として、成功するビジネスを具現化させるために様々な挑戦を行います。

人件費も家賃も、日々出て行きますので、事業を成功させるために、いわゆるPDCAサイクルを精度高く、そして素早く回しながら成功への道筋を模索する必要があります。

そして、ある時、市場の「つかまえ方」を見出して、事業が見事に開花すると、実をつけて樹も大きく育つ「成長期」を迎えます。成長の初期段階は、規模の小さな車内は昂揚感にあふれて、前向きな試みを繰り返します。

初めの時期に「学習」した経験は、小さな組織内では共有しやすく、それを踏まえた上での挑戦が行われるため、成功の確率は高まります。

また「失敗」があったとしても、それが致命的なことにさえならなければ「失敗」から得られることに大きな価値があることも「暗黙知」として皆が理解して行きます。

何よりも成長自体が「失敗」のインパクトを、良くも悪くも覆い隠します。

ダイエー創業者の故中内功氏も、それを「売り上げは全てを癒す」と表現しました。やがて事業が大きく成長し、それにつてれ組織の規模が大きくなり、組織の分業化が進みます。

経営学で言われる「組織論」とは、要するに企業の成長に伴い、あるいは市場や事業の競争状況の変化に応じて、いかに適切に社内業務を分業させるかについての方法論のことです。そしてその運営の考え方は、トップマネジメントスタイルによって変わります。

「参謀」はトップと同じ目線で考え、自律的に動く
創業の頃は社員数も少なく、事業運営の課題やノウハウなどを幹部や社員と共有することが難しくありません。しかし、組織が拡大してくると、それは叶わなくなり、上手に言語化する技術、事実を指し示して納得できるコミュニケーションの技術と工夫が必要になります。

そして、さらにそれまでトップが自ら取り組んでいた経営目線の課題への対応をはじめ、現状を的確に把握するための情報収集や分析作業などについて、早晩、分業が必要になります。

事業規模が大きくなってくると、それまでの本社部門、管理部門に加えて「経営企画」「人事管理」「営業企画」など「企画」と「管理」をついた4文字のスタッフ部門が増えてきます。これは、それまでトップ自身で行なっていた企画、管理業務について専門家して、分業を補給する必然性が出てくるからです。

そもそも経営目線の課題は、部門をまたぐテーマが中心となり、こtrらは個別部署に担当させることは難しいものです。

さらに例えば、商品構成の最適化を進め、商品の開発、発注、売り切りの判断精度をあげるために必要なマーチャダイジング・システムの構築や、新人事制度の構築、部門別管理のしくみ作りのように、別途、現行の組織の外に体制を整えなければならない。

これらの課題は、トップが単純に「やって置いてくれ」「どうだった」というだけでの「丸投げ」の指示だけで解決するものではありません。

分業化された組織内では対応が行いにくい全社目線の課題については、まずその課題を的確に定義し、その優先順位や緊急性を明らかにすすことが必要です。

そして、経営目線での企画、管理、そして判断業務だけではなく、必要に応じて自らその課題の推進を行うことさえ求められます。

これらについて、指示を受けて動くだけではなく、自らの意思で自律的に考え、トップ目線の課題を担うことができるのが企業に置ける「参謀」の役割です。それは幹部自衛官は得意分野だと考えます。


健全な「参謀」機能を得た企業は、成長軌道に入る道を開く

ある規模を超えた企業、あるいは競合状況が激化している事業では、いわゆるそれまでのやり方で「社長業」を社長1人ですべてこなすのは、現実に不可能な話です。

本来は、様々な局面で自分と同じ視点を持った者と相談したい者ですし、自分と同じ目線で事業をとらえて問題発見と問題解決を行ってくれる人材は、のどから手がでるほど欲しいものです。

社内にない知恵やノウハウについては、社外に頼らざるを得ないことになりますが、一方、幹部となり、参謀役となる人材は、社内からも育ってほしい者です。

どこの会社でも、ただ気合いで売り上げをつくるだけではなく、事業運営のやり方を進化させうことで、まっとうな手段でより売れる状態をつくる、より顧客数が増えるようにするなどの改革を先導するリーダーシップがとれる人材は希少であり宝です。

若くてもそういう「芽」のある人材は、さらに次の機会を与え、経営目線で考えて判断し、実際に自ら動き、結果から学ぶ機会を得る「参謀」としての職務を与え、成長の機会を作るべきでしょう。

刹那的に単年度の数字を上げる「あざとい」手法をとることなく、市場への価値をさらに高める変革を推進する人材を、社内はリーダーとして認めるようになります。

トップの側近としての活躍が期待できるようになれば、トップにより近い立場で、「トップとしては、日々何を考えることになるのか」

「自分がトップだったらどう判断するのだろうか」

「なぜ、トップは自分とは違う判断をするのだろうか」

このようなことを考えながら参謀役とし手の腕を磨き、そして経営者としての視点や考え方を培っていきます。

日本の組織でhあ、これが経営者にとっても最もありがたい参謀機能であり、かつ、ベストの経営者人材の育成の方法であると言えます。

ただし、その参謀機能が健全であればあるほど、すぐに巣くってしまっている「思惑」組にとっては、参謀機能は最優先に排除すべき対象になります。もしトップが、社内に適切な参謀体制が育たないと感じていたら、最初にその「思惑」組の芯材と動きを疑ってみるべきです。

「火中の栗」を自ら拾う

参謀役には元来、そういう日本で使われている意味合いでの「火中の栗拾い」の側面があります。囲炉裏の前にいる猫が、その場にいる「思惑」を持った、たった一匹の猿のためだけにやけどを負うような目にあるのは、あまりに滅私的であり、献身的すぎる行為であり、賢い行為とは言えないでしょう。

しかし、企業における参謀役の置かれるポジションは、この猫とはだいぶ異なります。

その背負っているものは、市場から支持される事実とその運営に磨きをかけること、そしてその発展を通じて、そこで働く社員の人生を充実させることなのです。

コメディアンの大御所である萩本欽一さんが、成功するためには「皆にわかりやすいように努力すること」が大事と言われました。

参謀役は、トップや社内から信頼されるべきポジションですから、その信頼に応えるために、皆が手を出したがらない難しい課題への着手も期待されます。

仕事柄、企業の社長と話をする機会は多いのですが、一般の社員が思っている以上に、トップは誰が社内の将来の幹部候補人材なのかについて、常に最新の情報を把握できているものです。

私が改革のディレクター役として企業の中に入り、V字回復や企業活性化のプロジェクトをスタートする際には、社長にそのプロジェクトメンバーとして、30代から40代の将来の幹部候補から人選を依頼します。

この時にいつも驚くのが、どこの企業に行っても社長、あるいは事業責任者は、幹部候補人材の名前を即座に挙げることができ、それぞれの特性、強み、弱みなどを的確に話される点です。

「お天道様」は見ていないようで、実はとてもよく見ているものです。

自分で考え、自らの石で「火中の栗」を拾いに行く。これは半端ではないプレッシャーもかかりますし、時として首を洗ってのぞまねばらならない気分になることもあります。

しかし、結局、これが他の人が経験することのない貴重な場数となって、自身の能力を鍛えることにつながります。企業の中で秀でた存在になっている方は、40代までに、苦境に立たされた経験のある方が多いものです。

古代や中世の頃とは違い、今の世の中であれば組織で改革を推進しても命を狙われることなどなく、特に企業の中の改革ならば、社会的に葬られることも、まずないでしょう。

仮に、火の粉を被ってやけどをしたとしても、その傷が癒えた後には、結果として得たものの方が多く、そして大きいことを知ることになります。

我々が生きている現代社会であれば、挑戦により命を失うようなことは、まずありません。「挑戦するかしないかなどを考えているうちに、行動に移したもの勝ち」というのは、どうも真実のようです。

自衛官を辞めて、好きなことで、高い収入を得ながら、社会に大きなインパクトをもたらすという生き方。

現代は人材市場の発達により、キャリアのあり方が大きく変わった面白い時代です。上手にキャリアを設計すれば、自分の好きなことを仕事にして、若いうちから高い年収を得ながら、社会にインパクトを与えるポジションに就くことが十分に可能になりました。

幹部自衛官でも十分に社会にインパクトを与えるとは思いますが・・・・・

「20代、30代という若さでありながら、社会で大活躍する人たちが急増している」という現象の背景には、このような理由があったのです。

少し周りに目を向けるだけでも、さまざまな形で活躍する若手を見つけることができます。身につける経営スキルを活用して、苦境にあえぐ企業を再生させる人。インターネットを活用したビジネスで起業をして、医療問題や労働問題といった社会問題を解決する人。

海外戦略部門のトップとして、素晴らしい技術を持つ日本企業の進出を成功させる人。MBAや高校などの教育現場に最前線の経営の知見を持ち込み、未来の日本を支える人材に育てる人・・・・。

社会をよりよくする活動に自由な立場からスピーディーに取り組む彼らの生き方は、まさに現代型エリートと表現しても過言ではないでしょう。

ここで重要なのは、ビシネスエリートたちのように「好きなことで、高い収入を得ながら、社会に大きなインパクトをもたらす」という生き方は、一部の人に限られた話ではないということです。

人材市場を活用して、上手に転職しキャリアを設計することで、皆十分に掴み取ることができるのです。一度きりの人生を存分に謳歌するそれを可能にするのが、人生を飛躍させる「キャリア戦略」です。

「夢を諦めたくないが、家族をはじめとする周囲の人たちのことを考えると、無謀なチャレンジはできない」というジレンマを抱えている方も多いと思います。もちろん、いきなりやりたい仕事をはじめようとすれば、収入は激減して、失敗も多く、苦労もするでしょう。

しかし、さまざまな選択肢が存在する現代に置いては、「キャリアの階段」を作ることで、安全・着実にゴールに向かって歩むことが可能です。

ビジネスエリートたちは、キャリア戦略を描いて実践したことによって、安全・着実に今のポジションを掴み取ってきました。そして、あなた自身も安全・着実に、「好きなことで、高い収入を得ながら、社会にインパクトをもたらす」という生き方を掴み取ることができます。

「志を持ちながらも、周りを大切にする」バランス感覚ある方のために、キャリア戦略のノウハウがあります。

もし、幹部自衛官で、転職や退職したいと考えた時は、ぜひキャリア戦略を考えて転職に望んでください。

どういう転職先がいいのかわからない時は?

どういう転職先が良いかわからない自衛官は多いと思います。そんな時に大切なのが、「CAN」と「WILL」で考えることが大切であります。

ここでは、CAN(=できること)と「WILL(=やりたいこと)を活かした企業選びがあります。

37歳のBさんは、大手IT企業でサイトマネジャーとして主に運用を任されていました。ワクワクできるような「新しいこと」にチャレンジしたいが、どういう会社に転職したらいいかわからないということでした。

現職では当初、新規事業を強化していたことから、ゆくゆくはBさんもさまざまな新規事業に関われると言われて入社したものの、その後の不況から会社は業績不振になってしまいました。その結果、新規事業への投資は中止となったため、社内異動は叶わなくなったのです。

彼はすでに30歳を超えていることから、未経験の新規事業に着手できるのは今しかない、もしかすると最後のチャンスかではないかと感じ、転職を考えて相談しておりました。

その方は転職活動の当初は、「新規事業」「未経験可」の2つのキーワードで求人を探していましたが、未経験募集の求人は若手対象の案件ばかり。チャレンジはしたものの、多くの企業で書類先行で不合格となってしまったのです。

そこでその方が選んだ転職先は、拡大期のベンチャー企業。このベンチャー企業はウェブサイトを立ち上げたばかりで、「規模の拡大」と「運用のベテラン」を求めていました。一見、前職と同じ仕事に見えますが、ベンチャー企業は会社自体が新規事業そのものなのです。

実はこの企業、次の展開としてビジネスシーズからの新規事業も検討していました。Bさんはそちらも兼務できるという、その方にとってはベストな企業規模だったのです。

まさに「経験」を活かしつつ新しいチャレンジできる組織環境だったわけです。

やりたいことが見つからない、でも成長したいあなたは

CAN(できること)を軸に、将来の成長が感じられる仕事につける環境・企業選びを。

やりたいことがあるけれど、転職先が思いつかないあなたは

CAN(できること)はもちろん、WILL(やりたいこと)を実現できる企業を探す。

必要とされる、活かせる経験は、企業や環境によってさまざまです。

是非とも参考にしてください。

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