パーソナルブランディングの本質
あなたはパーソナルブランディングとは何か、具体的にイメージできないかもしれません。それも無理はありません。パーソナルブランディングとは「ライバルとの差別化を図り」「あなたの市場価値を高める」ための、たくさんの要素の集合体だからです。パーソナルブランディングの最も核となる要素は、「自分をどう定義するか」ということです。別の言い方をすれば、「自分を何者として表現するか」ということです。
あなたのことを知らない他の方にとって、あなたが伝える情報がすべてです。ですから、自衛官であるあなたが自分自身をどう説明するかによって、見え方が全く違ってしまうという明確な事実を、肝に銘じておく必要があります。
もちろん、学歴や経歴といった客観的な事実を変えようがありませんし、変えれば経歴詐称になってしまいます。しかし、その中身や背景は、あなたの切り取り方・描き方次第で全く印象の違ったものになり得るのです。
例えば、「出版社出身のビジネス書著者」、「受験ノウハウに精通した社会保険労務士有資格者」、「編集経験を活かしたブランディング転職コンサルタント」など、さまざまな見せ方、表現の仕方があり得ます。そして、自分をどう表現するかは、「選択」することができるのです。
パーソナルブランディングが大切である大きな理由にひとつは、そもそも一人の人間のキャリアを理解することが簡単ではないからです。それも当然で、キャリアは長い人だと20年、30年と行ったスパンになり、それをわずかな情報で伝えるというのですから、情報の圧縮率は凄まじいものです。
パーソナルブランディングの必要条件
「自分にはブランディングできるほどの自衛隊でのスキルも実績もない」と考える人もいるかもしれません。確かにあなたの「定義」は、なるべくユニークで魅力的である必要があります。あまり平凡で特徴がない「定義」では、大勢の中から、あなたを選ぶ十分な理由が必要になります。しかし、「際立ったスキル・実績がないからブランディングできない」というのは、考え方が逆です。自衛官であってもあなたと同じキャリアの持ち主は他に一人としておらず、あなたのキャリアはオリジナリティであるているのです。
絶対評価で最優秀である必要はありませんし、時には失敗経験すらブランディンの材料になり得ます。
パーソナルブランディングの役割
私達がいかに理性的であり、洞察力を持っていようが、人間は人や状況に関してはほとんど確証がなくて即座に判断を行います。これは人間が農業社会以前の遊牧社会のころから10万年間、進化しながら持ち続けてきたものです。私達が持っている究極のサバイバルツールには、環境あるいは行き交う人々の印象を即座かつ協力に抱く能力がございます。これらの印象が自分の命を守ることも多々あります。
今日私達はより、文化的なお膳立て、例えば、カクテルパーティーの中で同様なことをしています。ある女性は、まだ握手もしないのにある男性に紹介されます。
彼女は彼を服装、髪型、姿勢から判断をします。こうして彼女の中には彼のパーソナルブランドが型作られています。我々はみな彼女と同じようなことをしており、本能的に表面上の手がかりから人、目標、状況にレッテルを貼り、三秒から五秒の間に第一印象を抱きます。
人々はあたなに対して、さまざまな要素に基づいてこういった「本能的な反応」を発展させます。以下に共通する要素を列挙します。
・どんな仕事をしているか
・住んでいる場所
・物質的なステイタス
・出身校
・出身地
・夢中になっている物,br> ・服装・身なり
実際、あなたの私生活での直感は、おそらくビジネスにはそれほど大きな影響力を持っていないでしょう。しかし、ビジネスライフでは、顧客を獲得するか失うかといった違いになって現れることがあります。
三秒か五秒の時間がビジネスを拡大するうえで決定的なものになります。それというのも、会議の席上であなたが主導権を握っていれば、知識をひけらかして顧客の判断力を一瞬鈍らせることもできますが、あなたのパーソナルブランディングに対する直感は「会議の成否」を決定してしまうのです。
協力なパーソナルブランドは、ターゲットとするマーケットへプロとしての才能を意のままに押し出すドアオープンのようなものです。そのために、あなたのパーソナルブランドは二つの点で見込み客の心を動かすものでなければならないのです。
自衛官から独立起業を目指すなら
自衛官から独立起業を目指すならキャリアブランディングを意識し、そしてパーソナルブランディングを意識していく必要があります。自分にとってのゴール(「何者になりたいのか」)を定義し、それに向かってキャリアブランディングを図っていく。
また、パーソナルブランディングを図って行くために、自分がもつ知識や経験を見える化していくことが必要です。
今日、ツイッターやfacebookなどSNSを活用して情報を発信する手段は多くあります。また、私のようにサイトを作るというのも一つの手段になります。
それを活用して、情報を発信することが大切です。その中で、「自分は何ができるのか、「自分は何が好きなのか」、「自分は何の価値を提供できるのか」が自然と、考えが思い浮かぶようになります。
もし、自衛官から独立起業を目指すなら、まずは行動をしてください。そして、情報を発信してください。私は強くをそれをお伝えします。