自衛官からの転職

転職したい自衛官のための最強「転職メソッド」

退職したい自衛官が転職を考えた時に知っておくべきことを「業界No.1エージェントが教える 転職メソッド―自己分析・企業分析・職務経歴書・履歴書・面接」から抜粋して紹介します。

【転職に成功している人=転職活動をしっかりしている人


自衛官でも良い求人があれば応募してみたり、何かの転職サイトに登録したりと行動している人もいるだろう。でもなぜ転職に至らないのか。それは答えは以下のとおりです。

「転職には何が必要か」との問いに対し、よくある答えが「自分のやりたいことが明確であること」というものです。ただ、「やりたいこと」が明確な人はどれだけいるのでしょうか。

将来の目標が具体的であるのは良いことですが、そうでなくても転職を成功させている人はたくさんいます。視点を変えて、転職に成功した人の共通点を見ると、「転職活動をしっかりしている」ということがまず挙げられます。

転職活動では、すべきことがたくさんあります。自己分析、企業分析、マッチング、職務経歴書などの書類作成、面接準備・・・・。志半ばで「もう疲れました」と、転職を断念することは少なくあいりません。

つまり、「転職活動をやり切るパワーを持った人が成功している」と言えるのです。

【5社の面接にいくためには50社への応募が必要?!】


景気の良い時代、書類通過率(企業に応募した人が面接に進める確率)は2〜3割と言われていました。しかし、今は1割程度と言われています。つまり、10社応募して1社面接にいけるかどうかなのです。面接通過率は、現状2割程度と見られています。

これらの数字から、計算上は5つの企業の面接を受けるためには50社に応募しなければならない、と考えられるのです。ちなみにリクルートエージェントに登録している人は、平均して40社程度に応募しています。

【何度でも立ち上がる精神的なパワーも大切】


転職活動をやり切るパワーには、精神的なパワー、不屈の精神力も必要です。1回書類が通らなかっただけで、活動が滞ってしまう人、また活動を辞めてしまう人は少なくありません。特に自衛隊からの転職は会社勤めの人よりも不屈の精神力が必要です。

しかし、現状の転職市場では、応募者100名のうち90名が書類で落ちていると考えられます。ですので、落ちる度に落胆していてはきりがありません。落ち込んでいる間に、ほかの90名が他の企業に応募して、内定を勝ち取っているかもしれません。落ち込んでいる暇などないのです。

また、企業はこういう時期だからこそ、前向きなパワーを持った人を望んでいます。「落ちてもめげない」。そんな前向きなパワーを見せられれば、企業側には魅力的に映るでしょう。

【売り手市場から買い手市場へ】


2008年9月、アメリカの大手証券会社リーマン・ブラザーズが経営破綻し、世界経済に大きな衝撃を与えたことは記憶に新しいところです。アメリカ経済への不安から、世界的に投資が冷え込み、日経平均株価は一時的に7000円台まで落ち込み、バブル後最安値を更新しました。

このことは、転職市場にも大きな影響を及ぼしました。それまで長く続いていた、企業が求職者を取り合う「売り手市場」から、求職者が企業の求人を取り合う「買い手市場」へと一変しました。

【「有名じゃない=悪い企業」ではない】


当時、先の企業に就職・転職した人は、不安感もあったと思います。しかし、今考えれば、事業の成長と自分の成長がともにダイナミックに感じられ、仕事にやりがいがあったことでしょう。

「有名じゃない=悪い企業」ではない、この考えは転職には非常に重要な考えになります。

【これから伸びる企業が望む人材とは】


「入りたい会社」をイメージするとき、「教育制度が充実している」「一部上場した有名な企業」など、すでに完成された企業を思い描く人が多いかもしれません。しかし、この視点で探すと、当然これから拡大していこうという企業には出会いにくくなります。

一方で、拡大路線の企業で働くチャンスに出会いやすいのは、「よく知らない企業」=「自分で仕事を作っていける余地がある」ととらえることができる人です。これから伸びようとしている企業も、そういう積極的な思考を持つ人材を必要としています。

一般的に言われている「良い会社」のイメージを捨て、より視野を広げてみるべきなのです。

【自衛官が転職したいと思った時に忘れてはいけないこと】


転職は新しい人生を切り開く上では非常に良いことだと思います。しかし、決して忘れてはいけない視点があります。

それは修身雇用のない、戦国時代のような世界に飛び込むことになるということです。株式会社は安定しているのは株主だけです。社長であっても株主ではない社長は決して安定はしておりません。

社長だろうと役員だろうと株主の考えが変われば簡単にクビになります。したがって、転職した場合は、終身雇用という言葉はないに等しい世界になります。それでも転職をしたいと考えるなら、行動すること良いでしょう。

【「今必要なコミュニケーション力とは」】

自衛官は、泥臭い人間関係の中で仕事をしていくため、コミュニケーション力が非常に求められるであろう。しかし、民間で求められるコミュニーケーション力は少し異なるという現実もあります。

コミュニケーションスキルが必須条件となる背景

現在、ほとんどの求人票に、必要なスキルとして「コニュニケーション力」と書いております。この背景には、ITや流通の発達などにより、数年前に比べ仕事のスピードが格段に上がったことが挙げられます。

これに合わせて業務効率が進み、役割分担が細分化されました。今は、社内の上司やプロジェクトメンバーはもちろん、外部の協力会社などとのやり取りを密に行い、一つの商品を完成させる時代になっています。

つまり、一人で完結する仕事はほとんどないと言えるでしょう。そこで、スムーズに業務を進めるには、円滑なコニュニケーションが必須になるのです。ときどき話をすることが好きな人が、「自分はコニュニケーション力がある」と思っていることがありますが、一方的に話しているだけでは「ある」とは言えません。

会話がかみ合っていないのでは、コニュニケーションが取れているとは言えないのです。

家電量販店の店員に学ぶコミュニケーション術

私がデジカメを予算2万円で買いに行ったとき、家電量販店の店員に「2万円で買えるデジカメはありますか?」と聞きました。すると、A社、B社、C社の製品が並べられ、「特にA社のデジカメが売れています」と紹介されました。ここまでは普通の会話です。

それからその店員は、「どんな写真を撮りたいですのですか?」と質問してきました。「海外旅行で使いたいんです。」と答えると、「では、軽い方がいいんですか?」「せっかくですから、色がきれいに撮れた方がいいですよね?」とニーズを聞いてきました。

「予算は3000円アップしますが、これがお客様におすすめですよ」と話を進めて行ったのです。 家電量販店の店員は、私のニーズを聞き出し、自分が持っている知識や経験をもとに会話を進めました。

そして、自分のおすすめ商品を私が納得できる形で買わせたのです。この高度なコミュニケーション力に長けているのは、販売職の人が多いですが、職種に関わらず必要な力です。この力を得るには「ニーズを聞き、理解を得ながら意向も通していく」という、意識的なトレーニングが必要です。

転職活動でもこの力は必要です。面接の際は事前に企業研究し、「求める人材」や「自分の何を知ろうとしているのか」を意識をします。そして、相手が納得できる形で自分という人材を売り込んでいくと良い結果に結びつきます。

【「あなたのウリとなるスキルは何?」】

書類選考で「テクニカルスキル」とは

転職シーンにおける「ウリ(=スキル)」は、「テクニカルスキル」と「ポータブルスキル」に大別されます。

テクニカルスキルとはその名の通り、専門的な知識・技術のことを言います。業務経験や職務経験、資格など、比較的書類に書きやすいもので、特に書類選考で重要になるところです。

具体的には、「簿記3級」「TOEIC750点」といったビジネスで役立つ資格やPCウィルスに含まれます。また、「経理で年次決算を3年担当」「人事で給与計算5年」といったものも含まれます。

技術系と事務系はテクニカルスキルを最重要視

一般的には、専門的な知識が業務に欠かせない「技術系」と「事務系」がテクニカルスキルを最重要視する傾向があります。また近年、企業側がより詳細なテクニカルスキルを求め流ようになってます。

たとえば、これまで「メーカーで連結決算をしていた経験のある方」と求人を出していた企業が、「メーカーで連結決算を国際会計基準でしていた経験があり、英語力がある方」と募集条件を増やすなど、求める人材の幅がかなり絞られてきているのです。

特に事務系は人気が高いので、企業側が募集要件を増やし、ピンポイントで人材を求める傾向が強いと言えるのでしょう。

異業界・異業種への転職はテクニカルスキルをゼロリセット

求められるテクニカルスキルは、業界や時代、職種に応じて、全く性格が異なります。たとえば、人事部で毎年採用を担当し、10年のキャリアがある人は、「採用経験10年」というスキルを持っていることになり、採用経験者を募集している企業の求人においては強みになるでしょう。

しかし、営業職を募集している企業にとっては、このスキルはあまり必要ありません。また、「10年前に社内広報誌の作成を担当」というスキルは、今も通用するかどうかが微妙なところです。時間が経過しているので、使用するマシンやシステムが変わっていることも考えられます。

異業種・異職種へ転職する場合、このテクニカルスキルがゼロからリセットされることになります。ですから書類選考の段階で不利になると考えられます。20代であれば若干の可能性はありますが、30代になるとリーダー候補としての求人になることが多いので、大きなリスクが伴うと覚悟しておいた方が良いといえます。

ボーダブルスキル」とは?

テクニカルスキルの礎となるのが、ポータブルスキルです。その名のとおり、業界・時代・職種に関わらず「持ち運び可能な」スキルを言います。
このポータブルスキルは「ヒューマン(対人)」「セルフコントロール(対自分)」「タスクマネジメント(対仕事)」と対象別にカテゴリー分できます。

まず「ヒューマンスキル」とは、「他者との関係を正しく良好に構築していく力」です。「コミュニケーション力」はこれにあたり、この力が欠けていればほかのスキルがどんなに優れていても、転職の成功は難しいかもしれません。

「セルフコントロールスキル」とは、「自分自身をマネジメントする力」。「タスクマネジメントスキル」とは、「仕事をマネジメントする上で必要な思考や行動の力」です。

ポータブルスキルが採用に近くカギ

テクニカルスキル偏重の転職市場とはいえ、面接後の企業側の評定を見てみると、「粘り強そう」「周囲とうまくやっていけそう」「スピード感がある」「確実に仕事をしてくれそう」「分析力に長けている」など、ポータブルスキルが評価されていることがほとんどです。

ポータブルスキルは職務経歴書などの書類上でアピールしづらいものですが、面接ではポータブルスキルが重視されると考えておくと良い。
ただし、ポータブルスキルについては、主観的に判断しやすいので、注意も必要であリます。言い換えれば、ポータブルスキルを「いかに客観的に分かりやすく相手に伝えられるか」が採用に近くカギと考えられるでしょう。

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