
私は人材紹介会社でキャリアコンサルタントの経験があり、1年間で1万人近くの履歴書を見てきました。私自身も5回の転職経験があります。その中で、下記のことを感じました。
◼️履歴書の書き方
履歴書とは、学業や職業の経歴など人物の状況を記した書類のことで、就職や転職時に選考用の資料として用いられます。民間経験がない自衛官において、履歴書は極めて重要です。なぜなら事業会社での経験がない中で、採用するというのは、一つしかありません。それは「誠実さ」です。「誠実さ」を見せるためにはどのようにするのか。
①誤字脱字はゼロ
履歴書の誤字脱字はゼロにするべきです。友人でも家族でも必ず誰かにチェックしてもらってください。誤字脱字は100%と言っていいほど、自分では見つけることができません。一つでも採用担当が誤字脱字に気づいた場合は、「誠実さ」はほぼ伝たわらないと思った方が良いでしょう。履歴書を見れば、その人の性格が見えます。
②体裁を整える
手書きである必要はありません。PCで作成することをお勧めします。海上自衛官の方は得意かもしれませんが、文字の始まりの段落を揃える、フォントを統一する、特に数字やアルファベットが文字とフォントと異なるケースが多いので注意が必要です。段落がガチャガチャであったり、文字の大きさに統一感がなかったり、読み抜くところで改行があったりすると、それだけでいい加減な人という風に見られてしまいます。
③経歴は端的に
幹部自衛官であれば2〜3年に一回、幹部でない自衛官も異動経験がある方も多いだろう。その異動履歴を履歴書に書く必要はございません。学歴と職歴、入隊はいつか、を書くだけで十分です。異動により色々と経験があり、それをPRしたいと考える人もいるかもしれませんが、履歴書には書く必要はございません。
※職務経歴書は別です。
④資格は全て記入
自衛官で取った資格は全て記入してください。どこでどのように活かせることができるかは、企業の方が判断します。資格は学習能力の程度を見せることができます。
⑤志望動機は応募する企業活動を研究して書く
志望動機はどこの会社でも通じる動機ではなく、その会社だからという内容で書いてください。例えば、私が防衛大学校を受けた時に、志望動機を述べた時に、「パイロットになりたいから」と伝えました。その時に、面接官からの質問は、「パイロットになりたいのなら民間でも良いのでは」という質問が返ってきます。その時に、航空自衛官で尊敬する人(元でも大丈夫です)の名前をあげて、その方に憧れ、その人のようになりたいと伝えるのもポイントです。私は当時、ロック岩崎さんという方に憧れていましたので、その方の経歴を使い、航空自衛隊のパイロットになりたいということを伝えました。

⑥特記事項(その他)
空白にしたまま応募しない。いつ入社できるのか、何の職種に応募なのかを記載します。また、意気込みを記入することも大切です。
◼️職務経歴書の書き方
職務経歴書は、当人が過去に従事した職務・職業上の地位、および当該職務の具体的内容を、当人の職歴として時系列的またはキャリア、プロジェクトタイプなどをベースに記載した書面です。もし、事業会社での経験が無ければ、「忍耐力」、「やり切る力」、「コミュニケーション力」を自衛隊での経験から述べることができるかと思います。
①能力は実証エピソードでアピールする
一般的な職務経歴書は、これまでの職歴(配属、異動、昇進、転職)、業務内容、取得スキル、実績、取得資格等を時系列で整理した内容を記載しています。しかし、それでは企業には伝わりません。企業が知りたいのはジョブスキルに加えて、ソリューション力なのです。職務経歴書には、ソリューション力が備わっていることをアピールする「攻めの記載」を盛り込むことが重要です。
②面接官が質問しやすい内容にする
面接官は、初対面の応募者に「あなた自身のパンフレット」、つまり職務経歴書を見ながら質問します。したがって、自分に有利な状況で質問をされるようなストーリーにすることがポイントです。
③資質を印象づける
未経験の募集職種に応募する際、もっとも重要なことは、未経験であってもその仕事に必要な資質やセンス、ソリューション力などが備わっているkとを採用担当者に具体的にアピールすることが大切です。未経験でマーケティング職を目指すなら、この仕事で求められる「定性・定量分析力」や「情報収集力」「マーケター的な戦略立案能力」などの資質・思考・ソリューション力が備わっていることが伝わる職務経歴書にします。
④出来ることは実体験で立証する
面接官にPRする内容や能力は実体験で証明することが大切です。実体験から得た能力は人に伝わります。また、実体験は興味を引きます。面接官は理論理屈を述べても何も興味を感じません。
⑤伝えたいことを先にかく
履歴書は昔から現在にかけて書きますが、職務経歴書は未来から過去にかけて書きます。将来何をしたく、そのために何が必要なのか。そのために直近で何を経験し、その企業で活かすことが出来るのか。そして、過去に何を経験し、自分の原点になっているかを書きます。
⑥実証は数値で示す
「忍耐力がある」ということをどのように示すか。私は、防衛大学校を例に出しました。「入校者は440名だったのに対して、卒業者は300名近くであったと。それは、学生舎生活が厳しく辞めていく人間も多かったです」と伝えました。その数字を入れて話すことによって忍耐力があるということを示しました。
以上の点を「履歴書」と「職務経歴書」に書くことが大切です。
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