発達障害がある人の転職に必要なキャリプラン

何の為の転職なのか

「不満がある」は転職理由になりません。最近は就業中の方が”将来”の転職相談をする人が多くなっています。「”将来”の」というのは、相談者は現在の職場に不満があり、何らかのネガティブな理由から現状を変えたいとは思っているものの、自分自身のキャリアプランが明確に描けていない、ということとのことです。

そのため、具体的な転職相談には至らず、現在の自分の状況を嘆き、現状から脱出するためにキャリアチャレンジをしたいと思うのです。

それは「○○が好き」という好奇心に応じて職業を選んでいるに過ぎません。「会社に不満がある」というようなネガティブな理由から転職しようとしても、これといった能力がない場合は、面接でも成功しないでしょう。

現在の自分を変え、年齢に応じた経験を積んでからでなければ、転職活動を始めるための土壌にすら立っていないのです。転職を考える前に、自分の意識と行動を変えることが始める必要があるでしょう。
自分にはどのような職業が向いているか?と尋ねる方も少なくありませんが、向いているかどうかを決める前に、その仕事は自分にとって得意なものかどうか、自分にできることなのかを確認する必要があります。

「評価されない」も転職理由にならない。

発達障害のある人が新卒で企業に入社した際、最初の担当業務が適正に合わず、短い期間に異動を繰り返す人がいます。職場の環境や実際の業務。個人によっても異なるでしょうが、適性に合わずうまくいかない職種は営業職や営業事務など、コミュニケーションや臨機応援さ、あるいはスピードを求められる場合に多いようです。

そのような経験を持つ人に話を聞くと、毎日の仕事をこなすだけで精一杯で、主体的に業務に取り組めていないように見受けられます。転職の際に有利なる業務経験(事務経験や経理、パソコンスキルなど)について質問しても、はっきりした回答が得られません。

職場で評価を得られないのは、現在の業務に対し前向きに取り組めていないからです。業務がこなせないという理由で転職しようとしても、うまくいくはずはありません。少なくとも現在の職場で努力し、仕事ぶりについて評価を得られるようになってから、転職をするのがベストです。現在の職場で評価を得られるようになれば、転職したいという気持ちは失せているのではないでしょうか。

転職への助走

・資格の取得

現在の職場で、上司からキャリアアップのために資格取得を勧められたが、終業後や週末に講習に通うだけでもしんどくて、勉強に身が入らないという人がいます。発達障害のある人の中には、自分がやりたいことにはとことん熱中しますが、周りからやるように指示されたことには熱が入らないというタイプの人も少なくありません。

さらには、勉強しなくてはという気持ちが強く、健康管理が不十分であるにもかかわらず無理して講習に通い、体調を悪化させてしまう人がいます。気持ちが先走り、体力を消耗してしまい、本来の業務に影響を与えてしまうようでは本末転倒です。

会社の業務をこなしながら、帰宅後や週末の時間を利用し、コツコツと勉強を続け、半年から数年のスパンで目標到達を目指して努力していくのがよいと思います。

・持っておくべきスキル

転職するのであれば、自分は前職でどのような業務に携わり、今後は何をしていきたいのか、どのような能力やスキルでその企業に貢献したいのかを面接でしっかりアピールする必要があります。

その際、一つの資格。スキルに頼るのはよくありません。誰にでも得意なことはいくつかあるはずです。その複数ある特技を活用できれば、活躍できる場面が広がります。

自分の特技がない、パソコンは使えるけれど得意というほどではないという人は、パソコンスキルのブラッシュアップから始めてみてはいかがでしょうか。企業で長く仕事を続けるにせよ、他の分野に転向するにせよ、パソコン操作に優れていて困ることはありません。

業務で必要となる資料には、月報や会議で配布するレジュメなどさまざまなありますが、業務資料を正確に、早くパソコンで作成できることはスキルになります。職場では特にEXCELを使用しますので、四則演算、セルの書式設定、表・グラフ作成、SUM関数、AVERAGE関数、IF関数、VLOOKUP関数、ピポットテーブルなどは習得しることが必要です。

企業での就業経験がある人は、漠然と自分の仕事をこなしているだけではなく、周囲の先輩社員の仕事ぶりを観察し、どのようなスキルが必要とされているかのか、どのように業務を進められているかを知り、求められる役割を見つけておくとよい。


発達障害の人の転職ノート









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