【今後20年続く「第二の職業人生」を充実させるために、今何をするか】
社会全体が大きなパラダイムシフトを迎えている中、「定年=リタイア」という既成概念は崩れつつあります。定年自体も引き上げや廃止が進んでいますが、仮に定年まで勤め上げたとしても職業人生はそれで終わりではありません。今や人生100年時代、60から65歳で定年を迎えたとしても、その後、10年、20年、人によってはさらに長く働き続けることが、もはや当たり前の世の中になろうとしています。
人によってはさらに長く働き続けることが、もはや当たり前の世の中になろうとしています。
それは何も経済的な必要性からだけではありません。年齢に関係なく、人生を豊かにするのは「仕事」です。「働きがい」があるからこそ、人は充実した人生を送ることが出来ます。
定年を境にリタイアして悠々自適な生活を送ることを夢見ている人もいるかもしれませんが、定年後の20年、30年は余生として長すぎます。
苦しいサラリーマン生活から解放されても、その解放感を楽しめるのは束の間のこと。多くは人が時間を持て余し、張り合いがない日々に悩み、再び働くことを求めるのです。
今、50歳が定年する60歳になる際、嘱託社員としての雇用延長を選ばずに、自信を持って独立する「10年計画のキャリア戦略」を立てることが大切です。
第二の職業人生をどう生きるかを考える時に、一時的な社会のムードに左右されるのは賢明ではありません。
長年頑張って働いてきたあなたは、今までもバブルの崩壊、阪神・淡路大震災、リーマンショック、東日本大震災といった社会的・経済的な苦難をの超えてきたと思います。
想定外の経済的な落ち込みに遭遇しても、そのつど盛り返してきたのではないでしょうか。
今後20年、30年と続く第二の職業人生をいかに設計し、そのために今何をするのかということです。向こう1、2年で何をするかではなく、中長期的な計画を立てることが大切です。
(引用:「50歳からの幸せな独立戦略」)
