下記は「あたらしい働き方」から一部を抜粋したものです。
多くの会社が今でもそうかもしらません。上司であるボスからのプレッシャーで仕事をしている、という人は少なくないのではないかと思うのです。しかし、新しい働き方の会社ではまるで違いました。
多くで、ピアプレッシャーという言葉が出てきました。まわりの同僚たちが優秀でレベルが高い。だから自分もよりよい仕事をしようと頑張れるのだ、と。みんなが頑張っているから、自分も頑張ろう、という姿勢です。
しかも、みんなが帰らないから自分もいないといけない、といったネガティブなピアプレッシャーではありません。みんなで頑張ろう、この組織をよりよくしよう、というポジティブなピアプレッシャーなのです。
あたらしい働き方の会社では、こうしたポジティブなピアプレッシャーを感じられる人を求めています。また、自らそれを発することができる人を欲している。命令されないと動けないようではそれは難しいし、ましてや上司がいないからサボってしまおう、などというのでは話になりません。
今回、多くの会社が360度評価を採用していましたが、これがうまくいっているのも、ピアプレッシャー効果だと感じました。上下の関係のプレッシャーで仕事が生まれているのではなく、同僚とミッションを共有し、コラボレーションして仕事をしている。
みんなでよりハイレベルを目指そうという共通認識がある。だから、360度評価もうまくいくのです。そうでなければ、サボっている同士で高得点をつけあったり、などということになりかねない。
そして上司だけが絶対的な権限を持っていないために、部署間対立など、無駄な政治がありません。敵は社内ではなく社外にいるのだ、というネットアップのコメントがありましたが、まさにその通り。
会員がポジティブなピアプレッシャーに囲まれ、そした本質がわかっていれば、内部の政治的な闘争でお互いをつぶしあったりすることは、まずくなくなるのです。
あたらしい働き方