ストレスとの上手な付き合い方は?
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ストレスとの上手な付き合い方について、「本当にわかる心理学」から紹介します。

■ストレス反応が起きるメカニズム

ストレスに関する心理学的な研究は、米国の心理学者ホームズらのライフイベント測定に夜「社会的再適応評価尺度」の研究に始まります。

彼らは、配偶者の死や離婚、結婚などの日常生活の中で起こった体験と、その変化からの「回復」に必要なエネルギー量のことを、ストレスと定義しました。

そのエネルギー量のことを、地震の震度になぞらえてランキングしたため、彼の考えか方はストレスマグニチュード理論と呼ばれます。この考え方の興味深いところは、ストレスとして「両親の死、離婚、病気」といったネガティブなことのほかにも、「結婚、長期休暇、昇進」といった、一般的にはポジティブと考えられることも、同様にストテス源になることを体系的に示している点だろう。

しかしながらすぐに、このような理論整理では、①ストレスの個人差が適切に説明できない、②ストレス源として挙げられているものが、日常生活の場面で誰もが慢性的に経験する混乱や心配事にとどまっている、と言う批判が起こってきました。

現在、ストレスの生じるメカニズムを心理学的に説明する際、最も影響力をもっているモデルは、感情とストレスをもっているモデルは、感情とストレスを研究していたラザラスらによるトランスーアクショナル・モデルであります。

ストレス源が心身に及ぼす影響は、個人がストレス源をどのように認識し、どのように対処したか、といった個人の対応のあり方いかんによって異なってきます。そして、ストレス源の大きさと、本人がもともと持っている考え方のパターンや経験、脆弱性といった素因によおて、ストレス源がどの程度の大きさのストレスとして感じられるかという個人差があらわてくるという考え方です。

これはストレスを感じやすい素因について研究したマタルスキーらが、精神疾患が生じるメカニズムとして提唱した「素因ーストレスモデル」とも通じます。

トランスアクショナル・モデルは、ストレスフルな状況に対して、いかにうまくそれを乗り切るかということも重視しています。このような対処のことを、心理学では、「ストレス・コーピング」と呼んでいます。コーピングとは、「状況を操作しようとして試みる心理的、行動的レベルにおける一群の反応と定義されています。


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