下記は「どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール」の一部を抜粋したものです。
個人と会社、あるいは個人同士、会社同士が「フラット(対等)」な関係で「リンク(つながり)」し、知識や成果を「シェア(共有)」するインターネット化した社会では、会社から一方的に命令される関係と違って、みなさんももっと生き生きと働くことができます。
でも、他の人から必要な情報をシェアしてもらうには、まず自分からシャアする姿勢が欠かせません。。先に相手にギブするから、見返りをもらえる(テイク)のであって、何でも「くれくれ」とねだってばかりに人や、何かしてもらったのに何も返さない人に対しては、誰も自分の知識や成果をシャアしようとは思わないでしょう。
ぼくは、「ギブ&テイク」ではなく、さらに一歩進めて、「ギブギブギブギブ&ギブ」でちょうどいいと思っています。見返りを求めることなく、自分のもっているスキルを惜しげなく提供する事で、新しい経験を仕入れることができるからです。
新しく仕入れた経験からさらに別の価値を提供して、次の経験につなげていく。ギブし続ければ、どんどん自分のスキルや経験値が上がります。自分からギブすることは、いつの時代も最強の戦略であり続けるでしょう。
もしあなたが新しい職場に馴染みにくい感じたとしたら、それは自分で勝手に「壁」を作っているだけではないでしょうか。その「壁」を壊すのは簡単です。ひたすら相手のためになる事をギブし続けること。これさえできれば、本当に「どこでも誰とでも」働けます。
自分を成長させるギブの「わらしべ長者」は直接的な、見返り(金銭)を求めないことがうまくいくコツです。直接的な見返りがなくても、もっと大きな見返り(経験、スキル、人望、ブランド)を手に入れることができるのです。
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから”の仕事と転職のルール