日産自動車は同日開いた取締役会で次期社長兼CEOに中国の合弁会社である東風汽車有限の総裁を務める内田誠専務執行役員(53歳)を任命することを決議したと発表した。
同時に、三菱自動車工業のCOOであるアシュワニ・グプタ氏(49歳)を代表執行役兼COOに、日産の専務執行役員である関潤氏(58歳)を執行役副COOに任命することも決議した。いずれの人事も2020年1月1日付の発令を目指すとしている。
<引用:https://response.jp/article/2019/10/08/327385.html>
日産自動車株式会社 執行役副COO 関潤氏の経歴
1984年防衛大学校卒業(28期 機械工学科 陸上要員)1986 日産自動車株式会社 入社
パワートレイン技術統括部の主管や東風汽車の総裁を歴任した。中国での現地生産プロジェクトを率いて成功させた実績がある。
防衛大出身で、上場企業の会社役員と言えば、学研ホールディングス社長の宮原博昭氏であろう。関潤氏は今回、日産自動車の社長に指名された内田氏と一緒に次期社長の有力候補者でありました。
したがって、今後、宮原博昭氏に継ぐ、防衛大出身の上場企業社長(サラリーマン社長)になるかもしれません。
日産自動車HP
東風汽車有限公司とは
日産自動車が中華人民共和国における自動車生産を目的として東風汽車と合弁で設立した企業である。出資比率は日産(中国)投資有限公司と東風汽車集団股份有限公司 (DFG) がそれぞれ50%となっている。過去の東風汽車有限公司の人事
「東風汽車有限は、中国最大の自動車合弁企業として、創立後十年間で注目すべき業績を上げ、両親会社とステークホルダーの利益及び社会的責任の遂行に大きく貢献しました。そして、中外合弁企業の中において、誠意ある提携、優れた経営、調和のとれた発展という面で模範となりました。中村総裁は勤勉な努力を重ね、東風汽車有限の健全で調和のとれた持続可能な発展に大きく貢献しました。後任の関新総裁には、東風汽車有限の経営チームを率いて、努力を重ねて、さらに素晴らしい業績をあげることを望んでいます」。
また、日産自動車チーフ・コンペティティブ・オフィサーの西川廣人は、「今回の東風汽車有限新総裁人事の発表にあたり、現地合弁パートナーである東風汽車グループの継続的な支援に改めて感謝の意を示すとともに、これまで6年間に亘り東風汽車有限の経営をリードしてきた中村公泰総裁の功績を称えたいと思います。
中村総裁のリーダーシップのもと、日産の中国事業は大きく発展し、当社のグローバル販売台数のほぼ4分の1を占めるまでに成長を遂げました。日産自動車のグローバル規模の中期経営計画である日産パワー88で掲げる目標を達成する為にも、当社にとって最も重要な戦略的市場の一つである中国での持続的な成功は不可欠です。
今後、関新総裁の下で、東風汽車有限がさらに発展することを期待しています。」と述べた。 新しく総裁に就任する関潤は、1986年に日産自動車に入社し、エンジン生産技術等を担当。2012年に執行役員に昇格し、アジア事業や関係会社管理、国内連結販社管理を担当。翌2013年4月に東風汽車有限の董事・副総裁に就任し、これまで、商品・EV事業を担当している。
<引用:日産自動車プレスリリース>


社長の右腕に立候補
