【転職したい自衛官】「あなたの強み」を育てる

自衛隊から民間に転職する時、市場価値が下がり、自衛官の給料の時よりも低くなる可能性が非常に大きいです。それを少しでも抑えるために、「「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)」の言葉を借りて、少しでも市場価値を高くする方法を紹介する。

「あなたの強み」を育てる

あなたという商品の価値を高める出発点は、自分の強みを見極めて育てることです。しかし、自分の強みは、自分だけでは意外と気がつかないものです。私も新入社員時代から「自分の強みって何だろう?」と悩み続けました。

自分の強みになかなか気がつかないのは、企業も同じです。「日本一の星空の村」阿智村の人たちにとっても、星空がキレイなことは当たり前だったが、それが売り物になると考える人は少なかったのです。

「この星空は、都市圏の若者にとてもウケますよ!売り物になります」と力強く後押ししたのは、JTB中部の武田道仁さんです。武田さんは中部地区で観光による地域作りを担当していた、阿智村のプロジェクトにも参加していたのです。

「ジョハリの窓」

「ジョハリの窓」という考え方があります。自分の中には、他人には見えるのに自分では 気がつかない「盲目の窓」があります。さらに、自分だけが知っている「秘密の窓」や、誰も知らない「未知の窓もあります。

他人のアドバイスは、この「盲目の窓」を見つけ、「明るい窓」を広げて、新たな強みを育てて成長するきっかけを与えてくれるのです。

「才能✖︎技術✖️知識」の掛け算

そもそも「自分の強み」とは何だろう。強みとは、他者と比べて勝っている能力のことです。自分の強みは、三つの要素の掛け算で成り立っています。

強みの源は、その人が持っている先天的な「才能」だ。そこに後天的な学習や経験で身に付く「技術」と「知識」が組み合わさって、個人の強みが生まれます。

「自分の才能なんてあるのかな」

そう心配する人がいるかもしれませんが、安心して欲しいです。ここでいう「才能」は、誰もが必ず持っている個人の資質であり、潜在能力です。いくつか例をあげて考えてみましょう。

神経質な人は、「こうなったらどうしよう」と常に心配し続けている。例えば、これは事前んいリスクを見越して対策を立てる防災対策のような仕事で成功する才能になります。

性格が頑固な人は、激しい抵抗にあっても意見を曲げません、弁護士になれば、これは成功するための才能になります。

共感力が強い人は表に出てこない相手の気持ちを察することができます。これは、本人も気づかない課題を見つけるコーチングの仕事で成功するための才能になります。

このように「才能」とは、個人が必ず持っている資質や性格のことです。どの資質がいいとか悪いとかいうことではありません。自分が持っている資質を、仕事で活かすことができかどうかが重要なのです。

脳で決まる資質を活かせ

個人の資質は15才までに決まり、その後は変わりません。脳の成長と関係しているのです。脳の神経細胞の数は、受胎して120日後に1000億個まで増殖し、その後の数は変わりません。しかし、個人の資質は、この脳細胞の数で決まりません。

脳の神経細胞ができると、お互いに繋がり始めます。この脳の神経細胞同士の繋がりがシナプスです。

人は15才を過ぎると思考パターンはほぼ固定されます。そしてこの思考パターンに基づいて、日々の行動パターンが積み重なり、あなたの資質は強まっていきます。この自分の資質を活かす活動を行うことで、人は大きな力を発揮します。

逆に自分の苦手なこと、つまり資質と合わないことを行うと、人は消耗してしまいます。

才能の数だけ強みがある

強みはあなたにとっては当たり前でも、他の人はなかなか真似できません。同じ労力をかけるならば、苦手なことを克服するよりも、自分お強みの才能を伸ばして、ダントツの強みに育てることに集中すべきなのです。

例えば「共感性」優れた人は、他人の気持ちに人一倍敏感です。相手の言葉にできない感情や、表に出てこない気持ちを、だりょリモ察することができます。

そこで、相手の本音を引き出す「質問力」に磨きをかけ、相手と同じ目線で議論するための「顧客の業界に関する知識」を身につければ、「顧客も気づかない真の課題を発見すること」が営業としての強みとなります。

「達成欲」が強い人は、自分が決めた目標を必ずクリアしないと気が済まない。そこで顧客を納得させるための「プレゼン術」と「交渉術」に磨きをかけて、「顧客の社内事情」に精通すれば、「顧客に食い込んで離さず、しっかり結果を出すこと」が営業として強みになります。


「あなた」という商品を高く売る方法―キャリア戦略をマーケティングから考える (NHK出版新書 524)

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