自分に自信がないために、可能性の扉を閉ざしている人は多い。自分の信じられな人は、たいてい自分の限界を低く設定します。逆に、自分の能力に自身があれば、内に秘めた底力を発揮し、応援され、助けの手を借りて、より高いレベルに到達できるのです。
「最高レベルの自分」になる3つの約束事
どんな才能の持ち主m、自分を信じられなければ、最高レベルの自分には到達できない。「最高の自分」になりたければ、「最高の自分になれる」と確信することです。1.自分の「可能性」を信じる
可能性とは、「自分の最高の姿」とイコールである。発明家トーマス・エジソンは、「自分ができるはずのことを全てし、能力を余すことなく発揮できたら、驚くべき成果を上げられるだろう」と言っています。また、インドのマハトマ・ガンジーも、「実際の行動と、潜在能力を発揮してできることとの差を埋めることさえできれば、世界中の問題はほとんど解決できる」と言っています。
ましてや、個人レベルの問題であれば、言うまでもありません。だが、ほとんどの人は、自分にどんな可能性があるかも知らぬまま終わってしまいます。
作家マーク・トウェインは、天国の門で聖ぺテロに相対した男の話について書いています。男は会った瞬間に、ペテロが賢く、豊富な知識を持っていると悟り、こう尋ねました。
「聖ペテロ様、私は戦争の歴史に興味があります。歴史上で一番偉い将軍は誰かに教えてください」ペテロは即座に答えました。
「ああ、それなら簡単だ。向こうにいるあの男がそうだ」男は困惑顔で、「それは何かの間違いではありませんか。生きていた時のあの男を知っていますが、ただの日雇い労働者でしたよ」と言いました。
ペテロは、「確かにその通りだ。だが、もし将軍になっていたら、歴史上最も偉大な将軍になっていたはずだ」と答えました。
漫画家チャールズ・シュルツはたとえ話をしてくれました。「人生は、十速ギア付きの自転車だ。誰にでも使ったことのないギアがある」ギアを使わず、後生大事にとっておく必要などないのです。
額に汗することもなく、ただ生きているだけの人生は意味がない。自分で自分の可能性を制限してしまうことほど無益なことはない。
能力を存分に発揮できるかどうかは、本人の意気込みかかっています。他人がどう考えようと関係ないのです。その人で出自や、それまで信じてきた自分の限界すら関係ありません。内に秘めた能力を引き出せるか否かがすべてなのです。
自分の能力を開花させないことは、人生最大の悲劇であります。自分の能力を開花させるには、まず自分の可能性を信じ、人並み以上の成果を上げる決意をすることが不可欠です。
2.自分の「能力」に自身を持つ
心理学者で、哲学者でもあるウィリアム・ジェームズは、「人間が失敗する唯一の理由は、自分に自信が持てないことだ」と語っています。自身のある人はそうでない人よりも、よりよい職業に就き、よりよい業績を上げられることが証明されています。ペンシルベニアで心理学を教えるマーチン・セリグマン教授は、大手生命保険会社の営業マンを対象とした調査を行いました。
その結果、自分は成功すると予測した人の売り上げは、しなかった人の売り上げより37%も多かったことが明らかになりました。
自身の有無は、子どもの頃から大きく影響します。学校での成績を見た場合、自尊心と成績との相関関係の方が、知能指数と成績との相関関係よりも強いと主張する研究者もいます。
マーケティングのエキスパートである弁護士ケリー・ランドールは、「成功する人は、他人が何を言おうと、自分の能力に絶対の自信を持っている」と言います。
そのことが最も顕著なのは、スポーツの世界であります。特に接戦の試合、結果を大きく左右するのは自信の有無だと認めるコーチが多いです。
負けたと思った時点で、負けが決まる
挑戦できないと思った時点で、挑戦は終わる
勝ちたいけれど勝てないと思った時点で、勝負がつく
人生という戦いに勝ち抜くのは
強く、速い者とは限らない
最後に勝ち残るのは
勝つという自信を持った者だ
自分の能力に自信を持つ人だけが、能力を存分に発揮できるのです。
30歳からの人生戦略