【幹部自衛官の教養】戦略的な意思決定とは

幹部自衛官に必要な戦略的な思考法。その戦略思考法について、「戦略構想力が身につく入門テキスト―「戦略って何?」から「経営戦略の立て方」まで」の本から紹介する。

「意思決定」の本来の意味は?

日本では、意思決定という用語を性格に理解している人が少なく、意思決定をする経営者はわずかです。経営戦略には意思決定が不可欠です。「意思決定しない」ということは、「戦略がないこと」に等しいのです。

意思決定には単なる「判断」とは本質的に異なりまし。意思決定とは「やり直しがきかない資源配分を、覚悟を決めて決定すること」です。「やって見なければわからない」という無責任な決定ではありません。

意思決定とは、「不確実性要素を知り、常に複数の選択肢を考え、価値判断を明確にして選択肢を評価・決定すること」なのです。

意思決定はプロセスが重視される

意思決定は戦略的な物事を考え、進むべき方向を決定することです。そして決定のプロセス(手順)を重視します。なぜその決定が正しいのかを明確にし、第三者を客観的に説得できるガラス張りの評価を行います。

意思決定までの一連の手順を「意思決定プロセス」と言います。日本人の議論では、代替案という発送が乏しく「この案をやるか・やらないか」という、「イエス・ノー」が議論されることが多いようです。

たとえば部下が斬新な提案をすると、上司はその案の採否の決定を行うことが仕事だと考えます。逆に上司は部下が案を出すまでは何も考えません。これではは創造的な仕事はできません。

意思決定では長期的なものの見方をすることが大切です。そして未来の不可実性に注意を向けて、重要な問題に注意を向けます。解決策の可能性を広げるために、複数の代替えを常に考え、最適案を決定します。

オペレーションナル・マネジメント

これに対してオペレーションに目を向けたマネジメントがあります。これはマネジメント(経営)といより管理です(コントロール)です。

決められた道を効率的に進む手段先行の管理を、オペレーションナル・マネジメントと言います。短期的な結果に関心が集中し、細部にまで徹底的に気を気張ります。

このような管理では目の前の小さいことがきになる反面、気がつかないことが放置されます。未来の不確実性を無視したり、現状の延長線上で考えることが習慣化します。

思い切った戦略的な意思決定をした後は、現場ではオペレーションナル・マネジメントも必要になります。しかし、意思決定なしでオペレーションナル・マネジメントだけやると、現状打破ができない会社になってしまうのです。


戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイス

【人間関係が苦手な自衛官】内向的な人の生き方前のページ

【転職の教養】これからの日本企業に必要な人材とは次のページ

関連記事

  1. 戦略的思考の育成

    【転職したい幹部自衛官の思考】戦略は「弁証法」である。

    幹部自衛官が転職したいと考えるのであれば戦略思考を徹底的に磨くことが…

  2. 戦略的思考の育成

    【自衛官の退職】辞めたいなら戦略的に人生を考えろ!

    現在、自衛官で民間への転職を考えなら戦略的に進めるべきです。下記は「…

  3. 戦略的思考の育成

    【転職したい幹部自衛官の思考】参謀役が果たすべき3つの役割

    下記は、「戦略参謀の仕事――プロフェッショナル人材になる79のアドバイ…

キャリアデザイン支援@笑まち


100年人生と言われている激動社会において、終身雇用は今の時代に合わなくなってしまった。また、10年後、20年後には、日本の労働人口の49%がAI(人工知能)やロボットなどで代替されると言われています。

仕事が無くなるという不安を消し去るには、市場価値の高い人材になるべく、1日1ミリでもいいから近づくためにの行動をとることが処方箋になります。幸い、SNSが社会に誕生したことから、個人でもビジネスがしやす環境になっています。

市場価値の高い人材になるためにも、100年人生を生き抜くためにも、自分の「好き・趣味・得意」を仕事にしてみてはいかがでしょうか。それが「稼ぐ力」を養うと同時に、これからの時代で生き抜くために必要な人間力や創造的な力を養うことができます。「笑まち」はそれをサポートします。

複業・転職事例

公務員専門の転職コンサル「笑まち」

激動時代を生き抜くヒント

PAGE TOP