私たちは日々、無数の情報に囲まれて過ごしていrます。だが、無意識のうちん、次のどちらかの方法で自然と情報を集めています。「五感」に頼るか、あるいは「第六感」に頼るか、です。
そしてまた、ものごとの「ありのままの姿、現在の状態」か、ものごとが「これからどうなっていくか」のどちらかに、より大きな注意を払っています。
五感がつうじて情報を集める人は「五感型」だ。「五感型」は、見たもの、聞いたもの、触れたもの、嗅いだもの、味わったものに意識を集中します。現実のかたちあるもの、計測できるものに信頼を置き、五感を駆使して正解に関する正確な情報を集めようとします。
そしてまた、自分の実体験も重視します。現在、この瞬間に起こっている具体的なことに興味をもち、事実を直視します。
いっぽう、五感をつうじた情報よりも、自分のいわゆる「第六感」に信頼を置く人とは「直感型」だ。「直感型」は、ものごとがもつ深い意味や、その関係に注意を払い、たんなる事実よりも、その事実を基盤にした可能性に関心を持ちます。
また、文章に書かれている事実をそのまま受け入れるのではなく、行間を読み取ろうとします。つまり、言外の意味を推しはかろうとするのです。
そのため、「五感型」が自分の五感を尊重する能登は異なり、「直感型」は自分の想像力、ひらめきと行ったものを尊重するし、時には勘や虫の知らせと行ったものも大切にします。
また、「五感型」は現実を直視しようとするし、「直下型」は未来を見通そうとします。「直感型」はまた、いまと同じやり方を続けるのではなく、新しいやり方を考え出し、創造的な工夫をこらした いと思っています。
また現実を見ると、それが意味するもや、その結果がどう成岡を推測しようとします。
「五感型」は事実やデータを大切にします。それも詳細に把握するのを好み、いわば「木を見る」作業を得意とします。これにたいして、「直感型」はそのデータの裏に隠れている意味を解釈し、全体像を把握しようろします。いわば「森を見る」作業を得意とするわけです。そして、問題が起これば、それを解決する新しい方法を模索します。
「五感型」と「直感型」の例
ある日、カレンとスティーヴは、交差点で並んで信号待ちをしていました。すると、目の前で交通事故が起こりました。「五感型」のカレンは、駆けつけた警官にこう報告しました。「シボレーの最新型の青いステーションワゴンが、交差点に近づいてきたのです。信号は青でした。そこに、古い型の赤いスタングがスピードを上げて走ってきました。時速80kmは出ていたでしょうね。衝撃で、シボレーは二度スピンしてから、反対車線の標識にぶつかりました」
いっぽう、「直感型」のスティーヴはこう説明しました。「僕も衝突現場を見てしました。音も聞こえましたよ。ムスタングが赤信号を突っ切ったような気がするなあ。でも、詳しいことはよく覚えてません。
ムスタングがスピードを出し過ぎていたかどうかもよくわかりません。ただ気づいた時には、事故が起こっていて、早く救急車を呼ばなくちゃ、と思ったのです」と。そして、双方の運転手が保険に入っていればいいがと思い、事故によるけがの具合を心配しました。
このように、同じ状況に遭遇しても、「五感型」と「直感型」では、状況の捉え方が全く異なります。例えば道に迷った時、「五感型」は地図を見るが、「直感型」は地図に頼らず、勘に頼って道を進もうとします。
新しいエアコンを購入した時、「五感型」は地図を見るが、「直感型」は説明書など読まずに、どうにかして操作しようとします。
ハイキングにでかけると、「五感型」は森の香り、風のそよぐ感触、空の色など、五感を駆使して自然を満喫しようろするが、「直感型」は考え事をしながら歩いたり、私いアイデアについて話しつづケタリします。
新装版 あなたの天職がわかる16の性格